コラム

リフォーム

リフォーム工事とは

リフォームには「改善・改良・改正」などの意味があり、老朽化した建物の一部もしくは全体を新築時の状態に回復させる工事のことです。例えば、壁紙を貼り替えたり、外壁を塗り直したり、設備を修理・交換したりする工事が該当します。

リフォームのメリット

リノベーションと比較した場合のメリットは、以下のとおりです。

• 低価格
• 工期が短い
• 住みながらの工事が可能
• 工事後の状態をイメージしやすい

リノベーションと比べて工事の規模が小さいため、費用を抑えられるうえに短期間で完了できます。

例えば、トイレの交換であれば数時間～1日程度、浴槽の交換であれば3～4日程度で工事が可能です。また、工事の規模が比較的小さいリフォームなら、仮住まいもあまり必要としません。住みながらの工事も可能です。仮住まいが必要な場合も工事期間が短いため、生活費を抑えられ、工事後もスムーズに入居できます。

さらに、既存の住居を大幅に変更するわけではないため、完成後のイメージがつきやすいのもメリットの一つです。

リフォームの注意点

リノベーションと比較した場合の注意点は、以下のとおりです。

• 既存の設備で設計の幅が限られる
• デザインの自由度が低い

設備の交換や修理がメインの小規模な工事ですので、設計の自由度は高くありません。また、一部分の変更や修理のため、デザインの大幅な変更は難しいでしょう。一部のみデザインを変更すると、統一感のない住居になってしまう可能性がありますので注意が必要です。

リノベーション

リノベーションとは

リノベーションには「修復、革新」などの意味があり、既存の住居に大がかりな改修を施して新たな機能を追加し、付加価値を高めるための工事です。

例えば、2つに分かれていた部屋の壁を取り壊してワンフロアにする間取り変更、コンロ式からシステムキッチンへ新調するなどの工事が該当します。これまでより住居の機能や価値を向上させるための取り組みと考えてください。

リノベーションのメリット

• ライフスタイルの変化に合わせて設計できる
• 物件の選択肢が多い
• 物件の資産価値を高められる
• 新築よりコストを抑えられる

大規模な工事が可能ですので、設備変更の自由度に幅があります。

例えば、家族が増えた、自宅で介護をする必要ができた、自宅を仕事場にしたいなど、設備や間取りの大幅な変更にも対応可能です。また、既存の住居をよりよくする工事のため、住みやすい環境を作れるのはもちろん、資産価値の向上も見込めます。

リノベーションの注意点

• 改修工事に時間と費用がかかる
• 住宅ローンが利用できない
• 築年数によっては耐久性に不安がある

工事の規模が大きいため、完成までに時間と費用がかかります。また、一般的な住宅ローンは利用できません。リノベーションでは、住宅ローンよりも金利が高い傾向があるリフォームローンを利用するケースが一般的です。